確定申告お疲れ様です。
さて、クレジット納付という手段ができて少しずつ広まってきていますが(手数料は取られるがマイルやポイントがもらえるし、期限の利益も得られる)、まだ一般的には振替納税の方が主流ではないでしょうか。
振替納税は、以下に案内があります。
税務署に振替納税の依頼書を出すことによって金融機関から指定日に引き落としがされます。今年は所得税は4月20日(金)、消費税は4月25日(水)のようです。一か月くらい伸びますので、お得感があります。
なお、依頼書に記載の金融機関に提出でもいいらしいのですが、名前は出しませんが、一回ミスられたことがありますので、以後税務署に提出しています。
ところで、振替納税の手続きをした人が3月16日から振替納税の日までの間に死亡してしまった場合には、口座が凍結してしまいますので、引き落としがされません。よって、納税ができないので、相続人が別途納付しないといけません。ついでに、3月15日を過ぎてしまったので納付日までの日数に応じて延滞税(今年は2か月までは年利2.6%)がかかります。問答無用です。
これについては、延滞税をかけないようにと、税制改正の要望事項で以前あがっていたと思うのですが、いつの間にかあまり見かけなくなりました。今後はクレジット納付が主流になっていくのでしょうか。
あるとき、譲渡税の申告で、納税が数千万円出る方がいらっしゃいました。振替納税はどうしますか、と聞いたら、「それは便利かもしれないがその間に亡くなるかもしれないからやめておく、普通に納付書で納める」と言われました。齢を重ねていくと、自分の死期というのは見えてくるものなのか、とこの時期にふと考えるのでした。
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