メルカリの売上のポイントが
本人確認等に手間取って失効するような
ニュースが一部で報道されている。
その真偽はよくわからないのだが、
数十万という結構な金額ではなくとも数百円という失効は
おそらく日常的におそらく起きているものと想定されるため
その場合の税務について考えてみたい。
そもそもメルカリの売上による所得をどう処理しているかは人によって
まちまちであろう。
1.生活用動産の譲渡として非課税としている場合
おそらくこれが一番多いと思いますが、もともと非課税の売上が
なくなったところで考慮されません。経費にしちゃだめですよ。
2.譲渡所得としている場合
譲渡所得の基因となる収入が回収不能となった場合にはその収入について
①回収不能額
②回収不能が生じなかったとした場合の、総所得金額、譲渡所得の金額等の合計額
③回収不能が生じなかったとした場合の譲渡所得の金額
のいずれか少ない金額がないものとされます。譲渡損までは認めません、ということです。
3.雑所得としている場合
この場合も、上の譲渡所得と同様でその雑所得が生じた年分の収入についてないものとされます。場合によってはその事由が生じた日から2か月以内に更正の請求です。
4.事業所得としている場合
通常の貸倒損失の扱いです。
5.法人の損益としている場合
同様に法人の貸倒損失の扱いと思います。
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