闇営業による所得

 闇営業問題から

一部芸人に対して脱税ではないか、

調査しろーとのバッシングが

ネット上で渦巻いているが、

果たして誰が所得者なのだろうか。

 一部報道の通りだとするならば、

・吉本興業は芸人の闇営業を認めていない。

・通常の取り分は吉本興業9に対して芸人1という割合である。

・契約書はないものの不文律として機能している。

とすれば、本来であるならば、その芸人が受け取った収入のうち、

9割は吉本興業に帰属すべきものとして整理して、会社のほうで修正申告を

するということはないのだろうか。

そして、残りの1割は芸人に帰属するものであるが、まあ交通費や打ち合わせの飲食費等

の必要経費を考えれば所得は出ていないのではないだろうか。

(生活費に使ってしまったという場合は分からないが。。。)

 当然、その9割は吉本が芸人に対して請求すべき債権で芸人の側は

少しずつ返済していかないといけなくなるが、芸人にとっては脱税の

疑念が付いてしまうと、イメージが大事な業界にあっては

それ以上に生きていけなくなるので、

いろいろと知恵を絞ったほうがいいのではないかと考察した。



さくら坂税理士法人(旧:河野太一税理士事務所)

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